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アーミッシュの里 ~訪問記~ [小がめらの西方見聞録]

去る6月14日(土)、日本から長期出張中の後輩Mさんに誘われてアーミッシュの里を訪問する機会を得た。場所はオハイオ州クリーブランド市の約60kmに位置するミドルフィールド(Middlefield)という町。町全体がアーミッシュということではなく、農道を入って行ったその奥に集落を作って居住しているようだ。

アーミッシュについてはあまたの資料文献があると思うので、ここで解説するつもりはないが、私自身は1985年に公開されたハリソン・フォード主演の映画「刑事ジョン・ブック 目撃者」でしか知らない世界であった。職場の隣席の同僚Tさんがその町の近くに住んでいるのだが、今日の昼食時にミドルフィールドを訪問したことを話したところ、いくつかの興味深い?話が聞けたので記憶が薄れないうちに記しておくことにした。

一口にアーミッシュと言っても、住んでいる州(ペンシルベニア州,オハイオ州)や、地域、集落でいろいろ異なる部分があるかも知れないが、あくまでその地域のアーミッシュに関する、その近傍に住む同僚Tさんからの伝聞であることを予めお断りしておく。また、文中ではアーミッシュと区別するためにその地域に住む一般の米国人を「ヤンキー」と表現しているが、これは白人であるTさん自身が自分たちを指して使用していた用語をそのまま使用したいわゆる「俗称」であり、ここでは軽蔑的な意図は一切ないことを付け加えておく。

ここに書いたことは全て、アーミッシュについてある程度知識のある人にとっては当たり前の話かも知れないが、その点はお許し願いたい。

Armish 1a.JPG

お店の前には馬車をつなぎとめるための柵がある


【その1】 自動車を持っている?

アーミッシュと言えば、電燈をはじめとする近代文明の利器を使用しない生活をしている人たちだと思っていたが、自動車を持っている人もたくさんいるそうだ。但し、教義に基づき自分では絶対運転はせず、使う時には知り合い等のヤンキーに頼んで運転してもらうそうだ。なので、運転免許は保有していないとのこと。普段の近距離移動は馬車(馬の牽引するバギー)を使用しているのは知られている通り。

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