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カヌーに挑戦 [小がめらの西方見聞録]

OTH-2016-0717-02.JPG7月9日(土)、アメリカ人同僚の強いお誘いを受け、カヌー というものに挑戦することになりました。

今までボートと言うと、20年前にボストンのパブリックガーデン(ボストンのセントラルパークみたいなところ)の池にある、2人乗りで足でペダルを漕ぐ スワンボート くらいしか経験がないのですが、まぁ何とかなるだろうと軽い気持ちで参加しました。

(1) 右上写真はカヌーレンタルオフィス前で、会社の日本人駐在員とその家族です。若者やアメリカ人は経験があるみたいですが、私はオハイオ駐在4年で初めてです。救命胴衣とパドルはここで借ります。

(2) 私といつもの米国人同僚たち。左はTさん、右はDさん。3人とも50代前半のオッサンです。Tさんはアマチュアミュージシャンでバイク乗り、Dさんは大学ではボート部でした。
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(3) 一応地理的な説明をします。場所はカヤホガ川(Cuyahoga River)と言って、全長137km、クリーブランド市でエリー湖にそそぐローカルな川で、でっかく言うとセントローレンス川水系です(笑) その川をカヌーで下るわけですが、そこは大陸。100m進んで10cm下がらないくらいの緩やかな流れで、大雨や雪解けで川幅がどうにでも変わる世界です(これでもハドソン川やミシシッピ川と比べればはるかに急流ですが)。地図中の青い矢印がカヌーのレンタルオフィスで、赤い矢印が下り始めるポイント。初心者向けの短い方のコースという事で全長11km程、料金は1人$24です。長いコースだともっと上流から下るそうです。
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(4) 車はレンタルオフィスに駐車し、そこから下るポイントまではバスで送ってくれます。このバス、なんか見覚えありますね。そう、退役して払い下げられたスクールバスのリサイクルです。私は初めて乗りました。さすがに見間違えないよう、色はしっかり塗り替えてあります。
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(5) 因みにこちらは本物のスクールバス(Wikipediaより)
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(6) レンタル業者さんはこんなカンジでカヌーを回送して来ます(これはどこの国でも同じかと)。日本だとけん引免許モノでも、この国は乗用車の運転免許でも結構いろいろ牽引できます。
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(7) ここからカヌーに乗ります。業者の人が介助してくれます。川は公共ですから、車の屋根に載せてマイカヌーを持ち込めばタダで楽します。但し、元の場所に戻らない場合は、誰かに車で拾いに来てもらう必要がありますが。Dさんもマイカヌーを持っていますが、この日は皆と一緒にレンタルです。
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(8) いざ水面へ...。天気晴朗にして波風なし! そうそう、忘れちゃならねぇのがディート入りの虫よけスプレー(ここは川なので虻がいるらしいです)。前の晩に買いましたよ。ラベルはジカ熱ウィルス対策は書かれておらず、西ナイル熱ウィルス対策を強調してました。
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(9) 思ったより流れが遅いので、漕いだ分しか進まない...と言ったカンジです。コレ、Tさんとのペアで、前が私です。まだパドルの持ち方がなってませんね。
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(10) 共に初心者の日本人夫妻の船がまともに進まないため、奥様は元ボート部のDさんの船(写真右端)にチェンジしました。
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(11) いいお天気、絶好のカヌー日和です。水の上は気持ちよく涼しいし...。両岸の緑は水草で、陸は何十mか奥なんです。
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(12) あちこちに倒木が沈んでたり浮いてたりします。ここはどうしてもこの倒木の下をくぐるしかなく、皆さん順番に通過。水に立っている人は、カヌーを木の下に押し込んでいます。ここは少し流速があるので漕ぎ続けないと、カヌーが倒木に平行に押し付けられてしまいます。私たちは漕ぎながらカヌーを縦にして乗ったまま寝そべって通過しました。カヤックの人もいます。
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(13) 倒木をよけながら進みます。水面に顔を出した倒木を見つけると、私が "Iceberg, Right ahead" とTさんに知らせます(1997年の映画「タイタニック」の見張員のまねです)。前を行くDさん、一人でもさすがのパドル捌きで操船してどんどん進みます。前に搭乗のご婦人も時々漕いではいましたが(笑)。
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(14) 水面には蓮、黄色い矢印の下には蓮の花ですよ!
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(15) ちょっと見にくいですが白い花わかります?
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(16) 3分の2くらい来たところで川幅が狭くなり流れが速くなります。1km程の間、漕がなくてもスイスイ進みます。ただし、浅瀬に乗り上げないようにだけ注意。
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(17) 川岸に敷地を持つ民家もたくさんありました。庭から川に下りてカヌーやカヤックが楽しめるし、船で出入りもできます。
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(18) レンタルオフィスのあるゴールです。一旦画面左の方に寄ってから勢いをつけて舳先から右の砂地にカヌーを乗り上げます。ここにも介助の人がいます。行きすぎないように川には柵が設けてありました。
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休み休みではありますが、約2時間漕ぎ続けていい運動になりました。重い負荷じゃないので筋肉痛にはなりませんでしたが、夜は良く眠れました。

ボートから上がって2:00pm過ぎ、このあと全員近くのTさん宅にご招待いただき、バーカウンターのある地下室でビールとでっかいホットドッグをご馳走になり、ドラムを叩いて(私はソファでお昼寝)遊んで帰りました。その地下室のソファこそが、4年前に私がオハイオ渡米初夜を過ごした場所です。

それではまた。
小がめら(拝)

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チューリップでございます。

こんにちわ、小がめらさん。。

わぁー、カヌーですか。
今回のお写真も、まさにアメリカっぽくて!!

ただ、カヌーと聞くと、
「水曜どうでしょう」のユーコンシリーズしか
浮かばない私で(@_@)

ご同僚の方々とのお写真、いいですねp(^-^)q

カヌーのあとの、ご友人のお宅、
地下室のバーカウンターで~~て、お話も
米国TVドラマに出てくるような感じを、
想像しちゃいました(*^^*)

で、米国の川に、
蓮があるんですか!!ちょっとびっくりですね。
でも、よく考えたら、仏教の花、、なので、
インドにも、あるってことかしら。


by チューリップでございます。 (2016-07-18 18:00) 

ゆうのすけ

面白そうですね!^^
こう毎日蒸し暑いと 水遊び?!に興味が向いてしまって
濡れることも構わない!涼を感じることが第一!なんて思ってしまいがちです。^^川風を感じながら気持ち良いだろうな~!☆
何故か急に 映画[スタンド・バイ・ミー]とアニメ[あらいぐまラスカル]を思い出してました。
蓮の花と言うと仏教のイメージが強く 米国にもあるのか?!なんて一瞬過ぎってしまいましたが ロータスと呼ばれていますものね!流行り睡蓮のような花が多いんでしょうかね?大賀ハスのような古代ハスはイメージ的に想像がつかないのでした。^^✿
by ゆうのすけ (2016-07-19 00:24) 

小がめら

チューリップさん、こんにちは。早速のコメントありがとうございます。

> わぁー、カヌーですか。今回のお写真も、まさにアメリカっぽくて!!

写真、アメリカっぽいですか? 自分ではあまり自覚がなくなって来たような(笑)


> ただ、カヌーと聞くと、「水曜どうでしょう」のユーコンシリーズしか浮かばない私で(@_@)

水どうでユーコン川にカヌーでしたか。もちろん行ったことはありませんが、北米大陸を代表する大河のひとつですね。因みに、一番近い川岸でもウチから車で4~5日は掛かります。


> ご同僚の方々とのお写真、いいですねp(^-^)q

彼らの許可を取っていないので画質はかなり落とさせて戴きました。3人揃って写真撮るのってあまりなかったんですよね。いい記念になりました。


> カヌーのあとの、ご友人のお宅、地下室のバーカウンターで~~て、お話も米国TVドラマに出てくるような感じを、想像しちゃいました(*^^*)

恐らくご想像通りの地下室だと思います。ざっと80平米くらいはあって、5人くらい楽に座れるバーカウンターと4人掛けハイテーブル、ソファも10席以上あって、ドラムスセット、大きなキーボード、ベースギター...地上部は2階建て、まぁ、御殿のような家です。敷地は6エーカー(7200坪)と言っていたと思いますが、手入れをして使っているのは5分の1くらいとか。クボタの乗用式トラクター(芝刈り、落ち葉掻き、除雪と1台3役)。キャンピングカーに、乗用車がすっぽり入るトレーラー。牽引するのは新型のFord F150トラック。共働きではありますが、別段高給取りと言うことでもなく。書いていてため息が出てきました。


> で、米国の川に、蓮があるんですか!!ちょっとびっくりですね。でも、よく考えたら、仏教の花、、なので、インドにも、あるってことかしら。

私も最初はえっと思ったのですが、葉の形や花の形(父の仏壇にあった蝋燭そっくり)から、蓮だと判った次第です。基本的に植物オンチな人なので詳しい種類まではわかりませんが (^^;)

ありがとうございました。またいつでもお書き寄り下さい。
それではまた。

by 小がめら (2016-07-19 10:07) 

小がめら

ゆうのすけさん、こんにちは。早速のコメントありがとうございます。

> 面白そうですね!^^ こう毎日蒸し暑いと 水遊び?!に興味が向いてしまって濡れることも構わない!涼を感じることが第一!なんて思ってしまいがちです。^^川風を感じながら気持ち良いだろうな~!☆

行く前は食わず嫌いでしたが、行ってみると気持ちよくて結構楽しかったです。でもまぁ、同じ川は2~3回行けば十分ですかね~...。


> 何故か急に 映画[スタンド・バイ・ミー]とアニメ[あらいぐまラスカル]を思い出してました。

「スタンド・バイ・ミー」は見た記憶はありませんが、「あらいぐまラスカル」は放送当時見てました。いい番組でした。が、あのアニメのせいで、あらいぐまを思いっきり誤解してしまいました(笑) 因みに、私の通勤途中の道端では良くミンチになってます。


> 蓮の花と言うと仏教のイメージが強く 米国にもあるのか?!なんて一瞬過ぎってしまいましたが ロータスと呼ばれていますものね!流行り睡蓮のような花が多いんでしょうかね?大賀ハスのような古代ハスはイメージ的に想像がつかないのでした。^^✿

蓮に特別な思いを持つか(気に留めるか)どうかは人間側の問題であって、植生はそんなことは関係なく適した場所に分布しているのでしょうね。カヤホガ川独特と言うことも無いでしょうから、探せばこの辺の水辺のあちこちに自生しているのかも知れません。大きくは無いとは思いますが。

同僚のDさんには、「あれの根っこを食べるんだろう?」と言われました。食用があれなのか私には判別は付きませんが、言えるのは「レンコンは美味しい」。

ありがとうございました。またいつでもお書き寄り下さい。
それではまた。

by 小がめら (2016-07-19 10:23) 

sjghd

こんばんは。

カヌーと違いますが、ボートと言えば、「初恋時代」で、出てきましたね、、

今回のカヌーは、カナディアンカヌーでしょうか?
2時間、漕ぎ続けるのは、私には、無理そうです。

また、カヌーと言えば、今回の平坦な所を進むのもありますが、スラローム(急流下り)をオリンピックで、観たことを思い出しました。

by sjghd (2016-07-19 19:58) 

小がめら

sjghdさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

> カヌーと違いますが、ボートと言えば、「初恋時代」で、出てきましたね、、

そうでした、言われて思い出しました。大学のボート部が出てくるお話でしたね。


> 今回のカヌーは、カナディアンカヌーでしょうか? 2時間、漕ぎ続けるのは、私には、無理そうです。

たぶんカナディアンカヌーなのだと思います。2時間ひたすら漕いでいた訳ではありません。時々手を休めながら、時間を楽しんでいたようなカンジです。


> また、カヌーと言えば、今回の平坦な所を進むのもありますが、スラローム(急流下り)をオリンピックで、観たことを思い出しました。

誘いを受けたときはそういうのを想像していたので躊躇したのですが、行ってみると至っておとなしいもので、初心者でも何とかなる世界でした。最後の方は尻が痛くなってきて、座布団は必須でした(笑)


ありがとうございました。またいつでもお書き寄り下さい。
それではまた。

by 小がめら (2016-07-20 01:22) 

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