メイフライ [Mayfly] [小がめらの西方見聞録]
(1) メイフライ(Mayfly)と呼ばれるカゲロウの一種です(学名は知りません)。体長は4cm程度のおとなしい昆虫です。
水辺で幼虫時代を過ごし、主にボウフラなどを食べているらしいです。写真の翅が生えたのは成虫で、水辺では魚にとってはご馳走らしいです。
私は魚釣りはしないので詳しくはありませんが、フライフィッシングなどの疑似餌のモデルにもなっているようです。子供の頃、田舎の祖父宅近くの渓流で、石の裏にへばり付いているカゲロウ幼虫を取っては、あんま釣りで小魚を釣った記憶があります。
今回はこれがどうしたかと言いますと...
(2) 朝の日陰の白い壁が好きみたいなのです。
(3) どれが雄でどれが雌かは分かりませんが、両方いるのではないかと思うのですが。
(4) ドアの取っ手にも何匹もいるとちょっと扉を開けるのにも躊躇します。
(5) 扉の下の方にもたくさん。
(6) というか、扉全体がこんな感じです。朝なので出勤時に扉の中から外に出るわけですが、「うわ~、今年も出た~」というカンジです。この扉だけで500匹以上はいそうです。
人にたかって来るわけでも刺されるわけでもないのですが...。
エリー湖の岸には高さ2~3m葦のようなものが繁茂する湿地が多いためいろいろな生き物がいます。この辺はエリー湖の岸から直線で1kmくらいしかないので、こうした昆虫が飛んでくる範囲なのでしょうね。
メイフライは毎年1~2回、その名の通り5月頃に一斉に羽化して交尾していなくなってしまいます。朝これだけビッシリいても、夕方帰宅する頃には殆ど姿が見えません。死骸も残っていなくはないですが、殆どが湖に戻って短い生涯を終えてしまうのでしょうかね。私は生態を良く知らないのですみません。
今年はまだ現れないなぁと思っていたら、例年よりだいぶ遅く6月21日に大量発生しました。その後、これほど大量ではありませんが、2回発生した日があります。
(7) 市内の銀行です。クリックして拡大してみると、白い部分にたくさんいるのが分かります。昼前ですがまだたくさんいます。
(8) 建物内に侵入することはあまりないのですが、事務所の私の席の後ろの壁にも2匹とまっていました。放っておいたら、下の1匹のぬけがらだけ残してどこかにいなくなってしました。無事に脱出できたのかな?
アメリカでは他に17年周期で羽化して大量発生する「17年ゼミ」というのがいます(NHKスペシャルで視ました[2007年8月12日放送のようです])。先月米国人同僚が親戚の葬儀で行った場所が、その地域の17年蝉(周期ゼミの一種)の発生時期にあたっていたそうで、セミの鳴き声のあまりの煩さに、お墓でのお祈りの言葉も聞こえないようなありさまだったそうです。
こうした大量発生は天敵から身を守るための戦略だと言われていますが、やはりちょっと気持ち悪いです。これも季節の風物詩ってことなのでしょうが。
(9) ところで「ゴジラ対メガギラス」という映画をご存知でしょうか。2000年12月に公開された、田中美里さん主演のゴジラシリーズです。
(10) この中のシーン(約55分地点)にメガヌロンという古代昆虫がウジャウジャとビルにたかって羽化するシーンがあるのですが、メイフライを見ているとなんか似てるような気がします。
それではまた。
小がめら(拝)
水辺で幼虫時代を過ごし、主にボウフラなどを食べているらしいです。写真の翅が生えたのは成虫で、水辺では魚にとってはご馳走らしいです。
私は魚釣りはしないので詳しくはありませんが、フライフィッシングなどの疑似餌のモデルにもなっているようです。子供の頃、田舎の祖父宅近くの渓流で、石の裏にへばり付いているカゲロウ幼虫を取っては、あんま釣りで小魚を釣った記憶があります。
今回はこれがどうしたかと言いますと...
(2) 朝の日陰の白い壁が好きみたいなのです。
(3) どれが雄でどれが雌かは分かりませんが、両方いるのではないかと思うのですが。
(4) ドアの取っ手にも何匹もいるとちょっと扉を開けるのにも躊躇します。
(5) 扉の下の方にもたくさん。
(6) というか、扉全体がこんな感じです。朝なので出勤時に扉の中から外に出るわけですが、「うわ~、今年も出た~」というカンジです。この扉だけで500匹以上はいそうです。
人にたかって来るわけでも刺されるわけでもないのですが...。
エリー湖の岸には高さ2~3m葦のようなものが繁茂する湿地が多いためいろいろな生き物がいます。この辺はエリー湖の岸から直線で1kmくらいしかないので、こうした昆虫が飛んでくる範囲なのでしょうね。
メイフライは毎年1~2回、その名の通り5月頃に一斉に羽化して交尾していなくなってしまいます。朝これだけビッシリいても、夕方帰宅する頃には殆ど姿が見えません。死骸も残っていなくはないですが、殆どが湖に戻って短い生涯を終えてしまうのでしょうかね。私は生態を良く知らないのですみません。
今年はまだ現れないなぁと思っていたら、例年よりだいぶ遅く6月21日に大量発生しました。その後、これほど大量ではありませんが、2回発生した日があります。
(7) 市内の銀行です。クリックして拡大してみると、白い部分にたくさんいるのが分かります。昼前ですがまだたくさんいます。
(8) 建物内に侵入することはあまりないのですが、事務所の私の席の後ろの壁にも2匹とまっていました。放っておいたら、下の1匹のぬけがらだけ残してどこかにいなくなってしました。無事に脱出できたのかな?
アメリカでは他に17年周期で羽化して大量発生する「17年ゼミ」というのがいます(NHKスペシャルで視ました[2007年8月12日放送のようです])。先月米国人同僚が親戚の葬儀で行った場所が、その地域の17年蝉(周期ゼミの一種)の発生時期にあたっていたそうで、セミの鳴き声のあまりの煩さに、お墓でのお祈りの言葉も聞こえないようなありさまだったそうです。
こうした大量発生は天敵から身を守るための戦略だと言われていますが、やはりちょっと気持ち悪いです。これも季節の風物詩ってことなのでしょうが。
(9) ところで「ゴジラ対メガギラス」という映画をご存知でしょうか。2000年12月に公開された、田中美里さん主演のゴジラシリーズです。
(10) この中のシーン(約55分地点)にメガヌロンという古代昆虫がウジャウジャとビルにたかって羽化するシーンがあるのですが、メイフライを見ているとなんか似てるような気がします。
それではまた。
小がめら(拝)
こんにちは。
メイフライは、知りませんでしたが、これだけ大量発生して、家の中によく入ってきませんね、、
とんぼなども、1匹だと、のどかで、いい感じが、しますが、
とんぼでも、もし、大量発生すると、気持ち悪いです。
昔、マレーシアに出張に行った時、ヤモリを見かけて、気持ち悪くなりました。
ニュースでも、虫の大量発生のニュースが流れることが、稀にありますが、気持ちいいもんでは、ありません。
by sjghd (2016-07-18 09:47)
sjghdさん、こんにちは。早速のお書き寄りありがとうございます。今日は日本は海の日で休日なんですね。
> メイフライは、知りませんでしたが、これだけ大量発生して、家の中によく入ってきませんね、、
一応普通の戸締りで大丈夫です。戸や窓を開けておけば入ってくるのでしょうね。朝起きたら家の中の壁にこんなのがわんさかとたかっていたら卒倒しそうですね。
> とんぼなども、1匹だと、のどかで、いい感じが、しますが、とんぼでも、もし、大量発生すると、気持ち悪いです。
何でもそうですが、数が度を超すと気持ち悪いというか、チョット恐怖を覚えますよね。こいつらは戸を静かに開閉めするかぎりは、飛ばずにじっとしているので、人間はそうっと出入りします。
> 昔、マレーシアに出張に行った時、ヤモリを見かけて、気持ち悪くなりました。
ヤモリたくさんいたんですか? 要はトカゲみたいなもんですよね。1~2匹ならいいですが、想像するとぞっとしますね。それにマレーシアはここより色々なものがいそうですね。
> ニュースでも、虫の大量発生のニュースが流れることが、稀にありますが、気持ちいいもんでは、ありません。
この辺では他に大量発生する昆虫の話は聞きませんが、17年ゼミもちょっと怯む話です。バッタの大群とかも背筋が寒くなりますね。
ありがとうございました。またいつでもお書き寄り下さい。
それではまた。
by 小がめら (2016-07-18 10:17)