【顔の演技を楽しむ その11 前編】 ドラマ「玉ねぎむいたら…」 第11話から [桜田淳子]
桜田淳子さん主演のドラマ「玉ねぎむいたら…」のDVDから、淳子さんの出演シーンをピックアップして紹介しています。表情がとても豊かなのが良く分かります。興味を持っていただけたら是非市販のDVDでシーン全体をお楽しみください。(記事内容は当方都合で随時修正・削除する場合があります)
「玉ねぎむいたら…」 第11話 遂に離婚!輝坊は… 【前編】
【1】オープニング ~ 縁側で輝利の髪の毛を切る小浪 ~
(01) 「じっとしてないと首ホントにちょん切っちゃうよ、トンボみたいに」
(02) (輝利)切り過ぎないでね、カッコ悪いから。
(03) 「ヘアスタイル気にする年じゃないだろ…まだ」
(04) (輝利)くすぐったいよ。
「いろいろなこと言う子だね、この子は」
【2】 工房で将棋を終えた理介と一久にビールを出す小浪
(05) (一久)アニキは負けてくるというつもこうなんだから。
(06) 「ビールが出ただけでも感謝してよ。私まだお風呂にも入ってないんだから。」
(07) (一久)あぁ、アタマ数が多いから小浪ちゃんも気の毒だよな。
(08) (理介)オマエなんかほかのウチ行ったら3日でクビだよ…3日で。
(09) 「じゃぁね、他の人探して来なさいよ。半日で辞めてっちゃうよこんなウチ!」
【3】 2階で輝利と貞彦がケンカ
(10) まちがえてお盆で理介の頭を叩き…。
(11) (理介)小浪~…。「ごめん…」
(12) タイトル
【4】 工房で
(13) 「お昼にしましょうか、そろそろ。」
(14) 「お金儲けにもならないわよ」
(15) 「この給料じゃ…」
(16) (蝶子)じゃぁ、な~んで働いてんの、こんなところで?
「な~んでだろう、わたし…」
(17) 「イチイチむつかしく考えないんです。面倒くさいから。」
(18) 「その代り、なんて言うか…」
(19) 「からだ動かしてるの好きなのよね…わたし。」
(20) (一久)そこがいいところだよ、小浪ちゃんの。
(21) ・・・
【5】 順子が鶴郎を訪ねて来る。
(22) 「ごちそうさまです…」
(23) 「すいません、遅くなって…」
(24) 離婚届を見て鶴郎の顔を見る小浪。
(25) 「あれっ」
(26) (鶴郎)よし、オレも男だ。逃げた女房になんかもう未練はありゃせんぞ…。
(27) 離婚届に判を押す鶴郎を見る小浪。
(28) 「輝ちゃんどうするんですか?」
(29) 「あの子、放っといたらどうなっちゃうか分かりませんよ。」
(30) (鶴郎)輝坊は渡さんよ。私が育てるんだ。
(31) 「ムリですよ、先生だけじゃ。」 (鶴郎)何だとっ!
(32) 「あの子は本当の母親が必要だわ。」
(33) 「あの子、母親の愛情に飢えてるんです。」
(34) 「奥さん、お願いです。輝ちゃん、引き取ってあげてください。」
(35) 鶴郎の部屋から戻った小浪
(36) (蝶子)血の雨かなんか降りそう?
(37) 「先生、離婚届にハンコ押したよ。」
(38) 「でもなんだか泣いてたみたい…。」
(39) 「先生がよ…。」
(40) (一久)先生が泣いたの?
(41) (理介)変なこと言うなよ。 「だってぇ…」
【6】 玄関で順子を見送りながら。
(42) 「あのぉ、奥さん。輝ちゃんは?」
(43) (順子)先生には気をつけた方がいいわよ。…手が早いし、年寄りのくせに。じゃ。
(44) 「あっ、奥さん、これ…。」 家の権利書の封筒を渡す小浪。
(45) (順子)貯金なんて全然できない人だもんね。先生は。
(46) ・・・
(47) ちょうど輝利が帰宅するが、部屋に駆け上がってしまう。
(順子)喜んでないみたいねあの子。
「そんなことありませんよ。私が良く話しておきますから。」
(48) (順子)どうせもてあましてたんでしょ。あのウソツキ坊主。
「違います。いい子ですよ彼は。」
(49) 順子を見送った小浪だが。
【7】 輝利の部屋。
(50) 部屋へ入る小浪。
(51) 「おねえちゃんの言った通りだろ?」
(52) ・・・
(53) 「なんでもっと嬉しそうな顔しないのよ。」
(54) 「おねえちゃんの前でかっこ付けることないじゃんか…。」
(55) 「子供はね、感じた通りに笑ったり怒ったりすりゃいいの。」
(56) (輝利)やめてくれよ、もう。
(57) ・・・
(58) 「いったい何が気に食わないの?」
(59) ・・・
(60) 「遊びたけりゃ、いつだって来れるじゃないか。」
(61) (輝利)来るもんか。出て行ってくれよ。
(62) 黙って輝利の部屋を出る小浪。
(63) 「わかったよ」
(64) 「金輪際、あんたの事なんか心配してやらないんだから。」
【8】 食堂で
(65) (貞彦)離婚したんだって?親父たち。 「そうみたいよ」
(66) (貞彦)あの悪ガキはどうするんだい?
(67) 「お母さんが引き取るんじゃないの」
(68) (喜ぶ貞彦に向かって、鶴郎)まだ決まったわけじゃないぞ。
(69) 「そりゃ、貞ちゃんや初ちゃんだって面白かないですよ。」
(70) 「先生は輝坊の事しかかわいがらないんだもん。」
(71) 「思った事はおなかにしまっておけないんです。私、お母ちゃん似ですから。」
(72) 「おどかしたってダメ。先生の事なんて全然怖くないんですから、私。」
(73) 「そのガスちょっと弱くしてください。お鍋の中かき混ぜててください。」
(74) 「私も輝ちゃんがいなくなっちゃうのは寂しいけど。でもやっぱりあの子はお母さんに預けた方がいいと思うんですよね。」
(75) 「そうしたらきっと貞ちゃんや初ちゃんだって、もっと良くなりますよ。先生も、もっと考えてあげてくださいよ。」
(76) 「二人ともお父さんを取られちゃったから輝坊のこと嫌いなんです。」
(77) 「わかんないかなぁ…それが。」
(78) 「ほらっ、焦げてる。」
【9】 夜、食堂で理介と。
(79) 「ビール? 出すよ。」 (理介)いいよ、自分でやるよ。
(80) 「ねぇ、理介さん。どう思う?」
(81) 「あんな奥さんに輝坊預けて大丈夫かな?」
(82) (理介)輝坊を奥さんに引き取れって言ったのおまえだろ?
「でもさ…」
(83) (理介)本人が行きたいって言ってるんだから…。こっちだって助かるだろ。
(84) 「そんなことより、輝坊の身になって考えてあげてよ。」
(85) (理介)それどころじゃねぇだろ。この家が人手に渡るかも知れねぇってのに。
(86) 「中に住む人があってのウチだろ?」
(87) 「家族の心がひとつなら、橋の下だって暮らせるよ。」
(88) 「理介さんだって友子さんと別れたばかりでしょ。なら先生の気持ちだってもっと分かるはずよ。」
(89) 「だからさ、先生のことそんなに責めないであげて。」
(90) 「ね…」
(91) 「お風呂入ってくる。遅くなっちゃうから。」
・ 前編の小浪ちゃんの表情楽しんでいただけましたでしょうか。
【後編】に続きます。
小がめら(拝)
「玉ねぎむいたら…」 第11話 遂に離婚!輝坊は… 【前編】
【1】オープニング ~ 縁側で輝利の髪の毛を切る小浪 ~
(01) 「じっとしてないと首ホントにちょん切っちゃうよ、トンボみたいに」
(02) (輝利)切り過ぎないでね、カッコ悪いから。
(03) 「ヘアスタイル気にする年じゃないだろ…まだ」
(04) (輝利)くすぐったいよ。
「いろいろなこと言う子だね、この子は」
【2】 工房で将棋を終えた理介と一久にビールを出す小浪
(05) (一久)アニキは負けてくるというつもこうなんだから。
(06) 「ビールが出ただけでも感謝してよ。私まだお風呂にも入ってないんだから。」
(07) (一久)あぁ、アタマ数が多いから小浪ちゃんも気の毒だよな。
(08) (理介)オマエなんかほかのウチ行ったら3日でクビだよ…3日で。
(09) 「じゃぁね、他の人探して来なさいよ。半日で辞めてっちゃうよこんなウチ!」
【3】 2階で輝利と貞彦がケンカ
(10) まちがえてお盆で理介の頭を叩き…。
(11) (理介)小浪~…。「ごめん…」
(12) タイトル
【4】 工房で
(13) 「お昼にしましょうか、そろそろ。」
(14) 「お金儲けにもならないわよ」
(15) 「この給料じゃ…」
(16) (蝶子)じゃぁ、な~んで働いてんの、こんなところで?
「な~んでだろう、わたし…」
(17) 「イチイチむつかしく考えないんです。面倒くさいから。」
(18) 「その代り、なんて言うか…」
(19) 「からだ動かしてるの好きなのよね…わたし。」
(20) (一久)そこがいいところだよ、小浪ちゃんの。
(21) ・・・
【5】 順子が鶴郎を訪ねて来る。
(22) 「ごちそうさまです…」
(23) 「すいません、遅くなって…」
(24) 離婚届を見て鶴郎の顔を見る小浪。
(25) 「あれっ」
(26) (鶴郎)よし、オレも男だ。逃げた女房になんかもう未練はありゃせんぞ…。
(27) 離婚届に判を押す鶴郎を見る小浪。
(28) 「輝ちゃんどうするんですか?」
(29) 「あの子、放っといたらどうなっちゃうか分かりませんよ。」
(30) (鶴郎)輝坊は渡さんよ。私が育てるんだ。
(31) 「ムリですよ、先生だけじゃ。」 (鶴郎)何だとっ!
(32) 「あの子は本当の母親が必要だわ。」
(33) 「あの子、母親の愛情に飢えてるんです。」
(34) 「奥さん、お願いです。輝ちゃん、引き取ってあげてください。」
(35) 鶴郎の部屋から戻った小浪
(36) (蝶子)血の雨かなんか降りそう?
(37) 「先生、離婚届にハンコ押したよ。」
(38) 「でもなんだか泣いてたみたい…。」
(39) 「先生がよ…。」
(40) (一久)先生が泣いたの?
(41) (理介)変なこと言うなよ。 「だってぇ…」
【6】 玄関で順子を見送りながら。
(42) 「あのぉ、奥さん。輝ちゃんは?」
(43) (順子)先生には気をつけた方がいいわよ。…手が早いし、年寄りのくせに。じゃ。
(44) 「あっ、奥さん、これ…。」 家の権利書の封筒を渡す小浪。
(45) (順子)貯金なんて全然できない人だもんね。先生は。
(46) ・・・
(47) ちょうど輝利が帰宅するが、部屋に駆け上がってしまう。
(順子)喜んでないみたいねあの子。
「そんなことありませんよ。私が良く話しておきますから。」
(48) (順子)どうせもてあましてたんでしょ。あのウソツキ坊主。
「違います。いい子ですよ彼は。」
(49) 順子を見送った小浪だが。
【7】 輝利の部屋。
(50) 部屋へ入る小浪。
(51) 「おねえちゃんの言った通りだろ?」
(52) ・・・
(53) 「なんでもっと嬉しそうな顔しないのよ。」
(54) 「おねえちゃんの前でかっこ付けることないじゃんか…。」
(55) 「子供はね、感じた通りに笑ったり怒ったりすりゃいいの。」
(56) (輝利)やめてくれよ、もう。
(57) ・・・
(58) 「いったい何が気に食わないの?」
(59) ・・・
(60) 「遊びたけりゃ、いつだって来れるじゃないか。」
(61) (輝利)来るもんか。出て行ってくれよ。
(62) 黙って輝利の部屋を出る小浪。
(63) 「わかったよ」
(64) 「金輪際、あんたの事なんか心配してやらないんだから。」
【8】 食堂で
(65) (貞彦)離婚したんだって?親父たち。 「そうみたいよ」
(66) (貞彦)あの悪ガキはどうするんだい?
(67) 「お母さんが引き取るんじゃないの」
(68) (喜ぶ貞彦に向かって、鶴郎)まだ決まったわけじゃないぞ。
(69) 「そりゃ、貞ちゃんや初ちゃんだって面白かないですよ。」
(70) 「先生は輝坊の事しかかわいがらないんだもん。」
(71) 「思った事はおなかにしまっておけないんです。私、お母ちゃん似ですから。」
(72) 「おどかしたってダメ。先生の事なんて全然怖くないんですから、私。」
(73) 「そのガスちょっと弱くしてください。お鍋の中かき混ぜててください。」
(74) 「私も輝ちゃんがいなくなっちゃうのは寂しいけど。でもやっぱりあの子はお母さんに預けた方がいいと思うんですよね。」
(75) 「そうしたらきっと貞ちゃんや初ちゃんだって、もっと良くなりますよ。先生も、もっと考えてあげてくださいよ。」
(76) 「二人ともお父さんを取られちゃったから輝坊のこと嫌いなんです。」
(77) 「わかんないかなぁ…それが。」
(78) 「ほらっ、焦げてる。」
【9】 夜、食堂で理介と。
(79) 「ビール? 出すよ。」 (理介)いいよ、自分でやるよ。
(80) 「ねぇ、理介さん。どう思う?」
(81) 「あんな奥さんに輝坊預けて大丈夫かな?」
(82) (理介)輝坊を奥さんに引き取れって言ったのおまえだろ?
「でもさ…」
(83) (理介)本人が行きたいって言ってるんだから…。こっちだって助かるだろ。
(84) 「そんなことより、輝坊の身になって考えてあげてよ。」
(85) (理介)それどころじゃねぇだろ。この家が人手に渡るかも知れねぇってのに。
(86) 「中に住む人があってのウチだろ?」
(87) 「家族の心がひとつなら、橋の下だって暮らせるよ。」
(88) 「理介さんだって友子さんと別れたばかりでしょ。なら先生の気持ちだってもっと分かるはずよ。」
(89) 「だからさ、先生のことそんなに責めないであげて。」
(90) 「ね…」
(91) 「お風呂入ってくる。遅くなっちゃうから。」
・ 前編の小浪ちゃんの表情楽しんでいただけましたでしょうか。
【後編】に続きます。
小がめら(拝)
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